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女将(貞賢)の法話

女将(貞賢)の法話「心のごちそう」

第2018-12〜2022ー4

浄土真宗本願寺派 僧侶 布教使 藤岡貞賢 昭和57年、岡山市中区浜緑町で慈恩堂を建立して仏教の教えを伝えるための活動を始める。
各地の寺院にも赴き、講師として布教に出かける。
慈恩の名前は、亡き恩師が名づけたものであり、恩師の願いや心がその名前に込められている。それは、仏様の私たちをすくい上げたいという慈悲の心や、その恩を忘れてはならないこと。
私は、慈恩の言葉を口にするたびに、恩師の深い愛と、そして、身が引き締まる思いがします。

心の修羅の世界を知る
2022年4月号

 今年は、桜の開花が早くて、もう散り始めて庭一面に桜吹雪となっています。
ウクライナとロシアの戦争は、 親鸞聖人が「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」のお言葉が身にしみてきます。
なぜ、あのような血も涙もない残酷なことができるのか。
人間とは、獣にも劣る生き物であることを認めねばならない。
そのような行為をしない私たちは、善人だからではない。

 戦争という業縁にふれたなら、畜生にも劣るふるまいをする私たちである。
その心の深い闇を見据えた親鸞聖人である。
戦争...怖い、悲しい、...でも、私たちは毎日、心の中で何人の気に食わない憎い相手を殺しているだろうか
それは、ただ単に行動に出ていないだけで、心の世界の中では修羅の世界がくり広がっていることに気がつかねばならない。
この頃は 少しでも、自分が気にいらないとネットに書き込む。
自分は仮名で身元がわからないようにする、ずる賢さ。
相手をたたいてばかりの人生に、安らぎや笑顔、感謝の世界はない。
やがて、相手にしたことは、間違うことなく、あなたに返ってきます。
悪しき事も、良きことも。
残酷な行為して、ゆがんだ喜びをもつ行いは、静かに静かに、あなたの人生に耐えがたい苦悩として姿を現してきます。
そのときに、天を恨み、世を恨み、人をうらみ絶望の中で人生を終えます。
誰も恨むことは出来ません。あなたが歩いた人生です。
責任転嫁は出来ません。
人は、自分の行為で、幸せな人生を送ったり、地獄のような人生を送るのです。
神も仏もいない世界ではなく、神も仏もいる世界だから、間違うことなく、自分の蒔いた種が育ち、自分が刈り取らねばならない法則があります。

 この事に気がつきたいものです。
私の人生が生まれて良かったといえる人生にしていきましょう

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢

あなたの人生はあなたが主人公です
2022年3月号

 暖かくなると、草花を植えたいと心がうきうきします。
毎日のニュースは心が重くなり、しらず知らずストレスがたまります。
 さて、私たちは、このコロナで、自分の生き方を問われていることに気がつかねばなりません。
 ただ、言われるがままにワクチンをうつ、言われるがままにマスクをつける。

自分の体なのです。自分で決めるべきです。
 ただ、政府がワクチンを打てと言うから、みんな、打っているから....。
みんながしているかという生き方をあなたは、なんとも思わないのですか。
 あなたの人生は、なにから何まで、周りと同じにしていませんか。
あなたの考え、あなたの思い、あなたの意思はないのですか。
そして、つねに、世間の目を気にする。
そう、団体でないと、皆とつるんでいないと何一つ、自分で考えて行動が出来ないのです。

 だから、なにかあると、すべての責任は自分ではないと考えています。
国が悪い、政治が悪い、あの人が悪い、この人が悪い...とても楽ですね。
そして、自分の事は一切、省みない。
例えば、ワクチンを打ち、すごい副作用が出た。自分には、何一つ、責任はないと考えますが、打つと決めたのはあなたです。
 副作用もあるとわかっていたはずです。ただ、周りに流されて打ったからです。
自分の体なのです。

しっかりと調べて自分で決めるべきです。

マスクも皆、しているからではなく、私は感染リスクが減るから、そして、マスクしていないと、相手が不安になるからと自分の考えでつけるのと、ただ、みんながしているからとでは、大きな違いがあります。
常に、自分はどうするのか、自分の体は、このコロナに対して、どのような健康管理をしていくつもりなのかという問いが必要です。

 あなたの人生です。人任せの人生は完全に根無し草ですよ。
これから先、どのような世の中になるのか誰もわかりません

しかし、私の人生は私が主人公なのです。
周りに流されていく生き方は、生きる屍です。

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢

運動と食と感謝でコロナを乗り越える
2022年2月号

 まだまだ、寒さ厳しいですね。
雪国の方たちは雪との戦いです。大雪の中、買い物や通院など高齢者の方は、どんなに大変だろうかと思います。
どうしても、家の中で過ごす日々が続くと、運動不足で筋肉が衰えると、様々な病気の原因となると言われています。
 寒いからと、体を動かさないで炬燵の守りをしていると、知らぬ間に病気に冒されたり人とのコミュニケーションがないので、痴呆症の引き金になると言われています。

 家の中でも出来る運動はたくさんあります。
例えば、簡単で効果のある、かかと上げ下げ運動。
人間の筋肉の70パーセント以上は腰より下に存在しており、足の裏は第2の心臓と言われています。
 かかと上げ下げ運動の筋肉運動は、下肢全体の筋肉が鍛えられ、体熱上昇、血行促進に役立つと言われています。どこでも、テレビを見ながらでも出来る運動です。
 ふらつく人は、椅子につかまって、両足のかかとを上げ下げします。
世の中、コロナ、コロナで、特に高齢者はどうしても家の中に閉じごもりがちです。

 自分で出来る健康法で、自分の体をケアしたいものですね。
そして、食こそ大切にして欲しいですね。
食べ物が体を作るのです。私たちは安ければいい。簡単にできる物などを求めた結果添加物いっぱいの食べ物や偏った食事で体を壊しています。
このコロナで感染者が増えても、免疫力の高い人は感染しないのです。

 この体は、日々、食べているもので作られているのです。体が喜ぶ食にしてみませんか

お味噌汁、漬物、納豆、海藻、キノコ、ヨーグルトなど献立につけるだけで、ずいぶん違うと思います。
 文句ばかり、批判ばかり、恐れや心配、恐怖ばかりの日々は、どんなに運動しても食事に気を配り、免疫力があがるものを食べても効果ありません。
心が暗くドロドロとしていては、免疫力は下がるばかりです。

 感謝して、食事をいただき、運動していきましょう。
これが、体も動けずベッドの上だと、かかと一つ動かせませんよ。
動ける体に感謝して、体が喜ぶ食事を作り、手を合わせていただきましょう。

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢

全ては、自分が蒔いた種
2021年12月号

 12月です。この一年もコロナで翻弄されました。
この年末に、第6波が来るのではといわれています。
それでも、私たちは生きていかねばなりません。与えられた命なのです。

 文句や愚痴ばかりで日々を過ごしては、ただの生きる屍です。
コロナで健康が不安ならば、健康になるためにどうしたらいいのか。
今は、スマホで簡単にいろいろな健康に関することがわかります。
その中から、自分に出来そうなことから初めてみたり、食の勉強を始めたりと、
コロナのおかげで、健康に無頓着な生き方から、自分の体を大切にする生き方にかわります。

私自身も、家族の健康も心配ですから、食の勉強をして体の喜ぶ食事を心がけています。すると、次々といろいろな情報や商品などが手に入ってきます。
つまり、自分の意識が、そちらの方に向くと、本なども不思議と見つかり広がっていきます。
丹田呼吸も気功も瞑想も、関心をもったから、ご縁ができたのです。
おかげで自分の世界が広がりました。

 いま、様々な問題や苦しみ、悩みで心身とも弱っている方が多いと言われています。
問題があると言うことは、今までのやり方、考え方が間違っていたと言うことです。
よく、言われることは、病気になるのは、生き方、食の乱れ、運動不足などが原因と言われています。

 つまり、病気であり、仕事であれ、子育てであり、問題などが起きるのは、間違っているという知らせであると言われています。
この知らせを素直に受け止めて、一つずつ、改善したり、考え方を変えたりすることで自分を苦しめていた問題は解決していきます。
なんとか、楽に早く解決したいとか逃れたいとか、誰かの力や神仏の力でと願う考えはますます、あなたは苦しみから逃れる事が出来ません。

 全ては、自分が蒔いた種であると腹をくくることです。
今度は、違う種まきをすればいいだけです。
あなたは、この世に生まれて、何をしたいのですか
ただ、生まれてきたからという生き方からは、何も得ることのない人生でただ食って寝て働いて、次々起きる苦しみや問題に泣いたり、憎んだりしながら命終えていく人生です。

 今年も残り少なくなりましたね。
さあ、自分の体も心も、浄化して新しいエネルギーで新しい年を迎えましょう。

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢
12月20日 法話会 13時〜15時より

あなたは、どんな種まきをしていますか
2021年9月号

 この夏は、コロナで子ども達のイベントはできず、慈恩の地蔵盆も出来ませんでした来年こそと願っています。
コロナは収束するどころか、感染が広がるばかりで、そんな中でも平気で旅行や他県に出かける人達に、正直、不快感をおぼえます。
 若い人達が自宅療養中に亡くなられたことは、本当に痛ましい。
どんなに心ぼそく辛かったことかと思うと胸が痛くなる。一日でも早く、野戦病院のようなものが出来て、自宅で療養しなくてすむようにしてほしいと切に願う。
また、私たちもできる感染防止に努め、ただ遊びたいからとふらふらと出かける事は辞めたいですね。
感染者が増えるほど、医療従事者の方達の負担は増えていきます。

いま、私たちに必要な事は、感謝の気持ちです。
ありがとうの気持ちがなく、当たり前の考えしかありません。そして、エゴ。
生まれて来るときに、笑顔、優しさ、思いやり、感謝などの心を携えて生まれてきたのに、いつの間にか、人と競い、争い、憎しみ、怒り、差別、傲慢、批判、悪口などに心をいっぱいにしてしまい、愛という世界から大きく外れ、ただ、お金、お金を追いかける日々。
気がつくと、身体はボロボロ。病と老いの苦しみの中でもがく。

でも、徳のない愛のない人生なので、それこそ、蒔いた種が花が咲くという現実に直面する。誰からも気にかけてもらえない。
元気な時に、あなたは人を大事にしてきましたか?
元気な時に、あなたは、人にどんな言葉をかけてきましたか?
元気な時に、あなたは、人に分け与えるという布施をしましたか?
元気な時に、あなたは、人に感謝の言葉を伝えましたか?

 元気な時に、周りに蒔いたあなたの人にたいする種蒔きが、老いて病になって、花が咲くのです。
あなたがどんなに寂しく辛くても、そんな人生の種蒔きをしてきたのですから誰の責任でもありません。
この法則は、動かすことの出来ない法則です
愛するという事を、愛という温かい心を取り戻していきましょう。

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢
9月の小さな法話会 9月21日になります
第三月曜日が祝日ですので21日の火曜日の13時から。

丹田呼吸、笑い、感謝でコロナを乗り越える
2021年8月号

 暑い夏にコロナ、子ども達も楽しい夏休みは、ひたすら忍耐の日々。
どうして、こんなに感染者が増えていくのか?
それは、免疫力にあると言われています。免疫とは体内に入り込んだ異物を排除する機能で、この機能の働きを鈍らせるのがストレス。
ストレスを感じると交換神経が高ぶり、コルチコイドというホルモンが分泌されます。このコルチコイドは免疫細胞を弱らせてしまうのです。
この長いコロナとの戦いで、私たちはしらず知らずの内にストレスをため込んでいます。ストレス発散をすることが、すべて、奪われていますね。
田舎に帰省する。旅行する。友達と遊ぶ。ワイワイと騒いで食事をする。すべて、コロナは奪い、人と人のコミニケーションも絶たれてしまいました。

 いま、私たちがするべき事は、免疫力をしっかりとあげる事です。
月に一度、小さな法話会をしていますが、丹田呼吸をしています。
この丹田呼吸は、自律神経のバランスを整えて、ストレスを解消し、弱った全身の免疫細胞の修復を助けてくれます。
 私たちは、毎日、無意識で呼吸していますが、ほとんどの呼吸は浅くて速い呼吸です。紙面の関係で、詳しく書けませんが、丹田呼吸はゆっくりと息を吐き、鼻から自然に息を吸うだけです。

 是非、興味のある方はネットや本などで、コロナに負けない心身の健康作りをしてほしいと思います。
 また、法話会では、毎回、丹田呼吸の指導、実践しています。

そして、今こそ、私たちに必要な事は、笑いですよ。
笑いは、あらゆる万病を治すといわれていますよ。
笑うことで、心はリラックスして、恐怖や緊張から解放されるので、NK細胞が増えて活性が高まり、病気を治すと言われています。
さあ、コロナに負けない心身をつくりましょう

 丹田呼吸、笑い、そして、感謝の3本柱です。
否定的な心が体内の毒をつくり、免疫力などの力を弱くさせます。
自分の心身を立て直せるのは、自分しかいませんね。
お互い、楽しみながら、心身を健康に立て直しましょう。 合掌

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢

心の拠り所を持つ
2021年7月号

 今年は、毎年、庭に七夕かざりをしていましたが、今年は駐車場に七夕かざりをしました。
道行く人達に少しでも季節の行事を楽しんでいただきたいと思い飾っていたら、先日の雨と風で短冊が飛んでいたらしくて、近所の方が拾い届けてくれました。飛ばされないように、しっかりと結びながら、心が温かくなり嬉しかったですね。私たちは、温かい心に触れると幸せを感じるようにできています。
でも、反対に冷たくトゲトゲしい言動にやられると心は痛み傷つき苦しみます。

 今、コロナで、誰も彼も心が疲れています。
泣き言の一つも言いたくなる気持ちは分かりますよ。
コロナに感染することよりも、生活の土台が崩れていくことの方が正直、怖いです。先が見えないだけに、手の打ちようのなさに頭を抱えている方は多いです。
だからこそ、ぐちぐちと泣き言で日暮らしをしないこと。
愚痴や泣き言を、どれほど言っても何も変わりませんよ。
反対に、その暗い顔と愚痴のことばを吐いていること事態が不幸をおびき寄せています。

 今こそ、あなたの生き方、考え方を大きく変える時です。
失うことを恐れないでほしいのです。手放す事で、新しいものが手にはいりますよ。死ぬときは、何一つ、あの世に持って行く事はできないのですよ。あなたが、一生懸命、働いて建てた家も、財産も、何もかも、この世に残していくのですだから、必要以上に物やお金に執着しないこと。物ではなく、心の財産を増やしていきたいですね。
どんなことになっても、安心出来る心の拠り所を持つことです。
ついつい、私たちは心の拠りどころを他人や物事においていますが、頼りきっている人もいつか、必ず去っていきます。
また、お金があればと安心と思っていても、ただのお金のつながりだけで、心のつながりのない悲しさ、むなしさがあります。

 自分の心の中に、何があっても揺るぐことのない安心の拠り所、生きて行く心の道しるべを持つことです。
コロナで、どんなに辛くても、乗り越すことの出来る心の強さは大きな、大きな拠り所。その、拠り所を見つけて見ませんか?

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢

愛の祈り
2021年6月号

 毎日、毎日、コロナで明け暮れしています。
本当に感染もつらいですが、暮らしが成り立たない事の方が辛いと感じている方は多いと思います。まさしく、地球の転換期です。
今まで、当たり前と思っていた日常生活が音を立てて壊れたのです。行きたい所に自由に行けない辛さ。コミュニケーションが出来ない辛さや寂しさなど。
でも、どんなに嘆いても、この現実は変わりません。

 変えなくてはいけないのは、あなたなのです。今までの生き方、考え方を変える事です。
あなたは、文句ばかりで批判ばかりで裁きの心ばかりで、このコロナを苦々しく思っていませんか?
毎日、コロナで亡くなった方達のニュースを見ると、恐ろしい、怖いと恐怖で身も心もガチガチになっていませんか?

 でも、少し、冷静になって下さい。命あるものは死ぬのです。
毎日、亡くなっている方達は、コロナで亡くなっている以上の数です。
でも、誰もそのことに対しては関心がありません。おなじ死なのに。
気づいてほしいのは、私たちは必ず死ぬということです。

限りのある命であることに気づいてほしいのです。

だからこそ、この命をただ、欲望を満たすため、人を傷つけるためだけ、不平不満だらけの愚痴だらけの日々を過ごしていては、それこそ、何の為に生きているのか.....
 生きづらい時代だからこそ、温かい言葉を口にしたいですね。
笑顔で家族や縁ある人達に接していきたいですね。
 あなたに、ぜひ、おすすめする素敵にこころが温かく愛が広がる方法をお教えしますね私も教わり、毎日、夜、床につく前にしています。

あなたの大切な人達に祈りを捧げます。相手の生死は関係ありません。
次に、あなたが嫌いな人達にも祈りを捧げます。
どうしても無理なときは、次の地球に住んでいる人すべてに対して祈りの中に含まれていると思い捧げます。
また、人だけではなく、動物にも自然にも祈りを捧げます。
その祈りは、とても簡単です。

 愛しています ありがとう。
最後に、私は、今病気で苦しんでおられる方達に、お元気になられることを祈ります。

この地球が、温かい愛の祈りでつつまれることを祈ります。
どんなに、心が荒れていても、この祈りをしていくと、ただ、ただ、生かされている温かい愛を感じます。この祈りで体調が激変して元気になった方達がおられます。
愛しています。ありがとう。    合掌

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢

あなたの生き方を変えなさい
2021年5月号

 緑の美しい季節ですが、コロナで重ぐるしい空気につつまれています。
岡山も感染者の数は増えるばかりで、誰も彼も、ストレスでぴりぴりしています。
コロナで生活が一転してしまい、家を失う人達。また、生きる希望がなく自殺に追い込まれる人達。胸が痛みます。人間関係もギスギスしていますね。

もう、心にゆとりがなく、コロナで人と人とのつながりが薄れています。

何より、人とのふれあい、おつきあいが出来なくなったことです。
感染するからと、おしゃべりも会食も....本当に辛いですよね。
でも、ここで自粛せねばと頑張っているのに、なんと、観光だの気晴らしだのと出かける人達を見ると、怒りすら覚えてしまうのが本音ですよね。
ただ、怖いのは、知らず知らずにたまるストレスは、心身を蝕んでいくことです。
特に、高齢者の方は、家の中に閉じこもりがちで運動不足になり、それが、引き金となり認知症になりやすいとか....。
しかし、いくら嘆いても仕方ないですね。

それよりも、では、どうするかと考えて見ませんか?
 運動不足なら、家の中でも出来る運動をする。
ヨガ、気功、ストレッチなど、始めてはいかがですか?
私は、おかげさまで、気功や丹田呼吸、瞑想などの時間が、普段より取れるようになって喜んでいます。
朝早く、まだ、夜明け前に起床して、丹田呼吸をすると、生かされていることをしみじみと感じます。すると、何とかなるさと言う気持ちになれます。
私たちは、いつの間にか、生きているというエゴの世界の中で、人と争い競いながら、欲望の世界で心身をすり減らして生きています。
でも、あなたは生きているのではなく、生かされているのですよ。
あなたの命がつながっているのは、酸素のおかげですよ。
そして、たくさんの食べ物の命の犠牲のおかげなのですよ。
どんなに、偉そうにしても、あなたは酸素がつくれますか?

 その身体、あなたが作ったのですか?
1度、このことをじっくりと考えて見て下さい。
簡単に人生をあきらめて、自らの命を消すことはしないでほしいのです。

あなたの世界を変えなさい。あなたの生き方を変えなさい。
今まで、知ろうとしなかった世界を見つけなさい。
毎月、第三月曜日、午後1時より、法話会、丹田呼吸、瞑想をしています。
お気軽にどうぞ。

                       浄土真宗本願寺派 布教使
                       天空方命術 岡山支部長 藤岡 貞賢

この世に当たり前の世界はない
2021年4月号

毎年、春になると桜をはじめ、庭の花たちもそれぞれが咲き出し、目に見えない命の営みを感じます。
私たちは、仕事や生活に追われ、目の前の様々な出来事に心身をすり減らしています。
朝、目が覚めると同時に、頭の中は、様々な考えや思い、過去の出来事を思い出してイライラしたり、怒りをおぼえたり....
あなたの心は、いつも、苛立ち、不安、不満、憎しみなどでいっぱいで、また、そのことが当たり前に思っていませんか?
仕事をしていても、心の中は周りの人達を、冷たく裁いていたり、バカにしていたり、それだけでは、気が済まずに、同僚達とランチしながら、悪口三昧。
それでは、美味しい食事も、毒を食べているのと同じですよ。
そんな日々、その積み重ねがあなたの人生となっていきます。

そんな、人生でいいのですか?

本当は、あなたの心の奥深くで、何かを求めているような、感じはありませんか?
私たちは、生かされていることに気付くことです。
生まれてきたのも、当たり前。
生きているのも、当たり前。
当たり前の世界で生きている人は、愚痴と不満、怒りと憎しみの世界しかないのです。

いま、コロナで世の中、ひっくり返りました。
当たり前だと思っていたことが、ことごとく出来なくなったのです。
 このまま、ずーと続くと思っていた日常生活が出来なくなったのです。
自分の人生を見つめ直す人達が増えています。
今まで、当たり前と思っていた私の命を見つめる人が増えています。
神仏なんかいないと思っていた人が、この世に生まれてきた、この身体は、誰が作ったのか....そのことに目を向けたとき、あなたは、初めて、大いなる力の働きで、この世に生を受けたことがわかります。
当たり前の世界が崩れていきます。
そこから、あなたの本当の人生が始まります。
毎月、第3の月曜日、法話会をしております。

共に、自分の人生を輝かしてみませんか?    合掌

                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

何の為に、あなたは生まれてきた
2021年3月号

梅や桃などのお花を見ると、心が明るくなりますね。
駐車場はミモザが満開で、ミモザの好きなお客様にはお裾分けしております。
コロナで私たちの心は重く暗くなりがちですが、それに、押しつぶされない心の道しるべが必要だと思いますね。

 コロナになって、人のエゴが、吹き出しました。
誹謗、中傷の嵐が、人々の心を荒れさせて冷静な判断が出来ずに、医療従事者を差別するという考えられないことをしています。
今、私たちに本当に必要なことは、人としての温かい心、優しい思いやりの心、ありがとうという心です。
この心がないから、世の中が荒み、耐えきれずに命を落とす人達がいるのです。
何のために、あなたは生まれてきた
人生の問いを持ち、その答えを探していきませんか?
ただ、日々の暮らしに流されて、愚痴や不満や怒りだけで終える人生でいいのですか?

  何の為に生まれてきた
  何の為に生きる
  何の為に学び、何の為に働き、何の為に暮らし
  何の為に食べて、何の為に寝て、何の為に目覚める

あなたは、こちらに何をしに来た
私の師匠から、人生についての問いを頂いた言葉です。
ただ、いたずらに歳を重ね、死んでいく人生
1度も生まれてきたことを感謝出来ずに、愚痴と不満の中で終わる人生
生まれや財産を自慢するだけで、何一つ、人として成長せずに終わる人生
与える事より、奪うことしかしない人生
何でも、人が悪い、世の中が悪いと言い続ける人生
こんな生き方をするために、生まれて来るのでしょうか?
苦しむために、泣くために、傷つくために....生まれてきたのではありませんよ。
あなたには、温かいすべてを愛する心も、どんなことでも、乗り越えていく力もあるのですよ。
それに、気づいていないだけですよ。
毎月、第3月曜日、13時より、法話会をしております。
共に、人生の問いを持ち、答えを見つけましょう。   合掌

                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

小さな法話会始めます
2021年2月号

今年の節分は2月2日。
今年はコロナで皆さん、ストレスがたまっていたのか例年より恵方巻きを求められるお客様が多く、一日中、調理場はバタバタとしていました。
本当に、一日も早く収束してほしいですね。

 さて、コロナで人とおつきあいも距離ができてしまい、特に高齢者の方達は、尚更、誰とも口をきかない日々を過ごしている方が多いとか。
孤独な日々は、考え方も暗くなりますね。

 考えが暗い悲観的だと身体もガチガチになります。
無意識に肩に力が入るからです。
特に、コロナのニュースなどは、しらず知らずの内に心が沈んでいきストレスになります。心がガチガチになると、考えもガチガチで前向きになれません。
そんな時に教えていただいた事は、心より体をゆるめる事だそうです。
お風呂で汗をかく。運動をする。家の大掃除などで汗をかくことだそうです。
まずは、身体をゆるめることが先。

 これなら、一人でも出来ますね。

さて、今月から、小さな法話会を始めることにしました。 今月は2月15日。13時から14時30まで。
法話と丹田呼吸、瞑想を予定しています。
会費は500円。誰でも参加自由。
お席も広く、換気、消毒もしています。
本当は、コロナ収束してからと考えていましたが、こんな時こそ、心の学びが必要ではないかと思いました。
コロナで人の心が荒んでいく現実を見ると、今こそ、私たちに必要な事は、自分の人生を見つめ直すこと。人として生き方を学ぶことだと思います。
人を傷つけ、批判ばかり、悪意もろだしで私たちは、相手を許すこと、愛すること、力になること、励ますことを忘れています。
私自身も、法話会で共に学び、成長していきたいと思います。
素敵な仲間達が集まって下さることを願い、始めの第一歩を歩きます。
あなたの御縁をお待ちいたしています。   合掌

貪欲な人たちの中で 貪欲な心をもたずに
楽しく生きなさい 「ダンマパダ199」

                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

一人の時間を持つ
2020年11月号

もう、11月。庭の木も色づいて紅葉の美しい季節ですが、コロナが岡山では患者数が増えているので心配です。
出来る限りの感染予防はしていますが、ため息が出てしまいますね。
感染された方達のご快復をお祈りします。

さて、あなたは毎日の生活の中で、自分を見つめる時間がありますか?
仕事や家事などに追われ、メールやラインなどで時間を取られたり、あふれるほどの情報に頭も心もパンク寸前になっていませんか?
くわえて、コロナで不安でいっぱい。まさしく、心が病む時代ですね。
だからこそ、自分をしっかりと見つめる必要がありますよ。
スマホに振り回されたり、誹謗中傷する書き込みばかり読んでいたり、気がつくとそれだけで一日が終わっていたとしたら、あなたは命のむだ使いをしているのです。
そんな生活の中で、感謝したり、感動したりすることがあるはずがないですね。
イライラしたり、訳もなく落ち込んだり、喜びも楽しみも感じることが出来ず、ただいたずらに日々を過ごしている。そんな方達が今、とても多いそうです。
心が疲れているのですよ。

そんな時は、まず、スマホ、テレビからの情報をストップさせること。
そして、静かに正座でもあぐらでも構いませんから、一人になってください。
私は、朝や夜に、窓を開けて、あぐらをくみ、深呼吸しながら瞑想します。
特に、お月様の美しい夜は、心がとても、おだやかになり、今、抱えている問題などがたいしたことないと思えるのです。

ゆっくりと、ゆっくりと、深呼吸してください。
辛いこと、頭の痛い問題、腹の立つこと、心配事など、吐く息と共に吐き出していきます。吸う息には、あなたを元気にしてくれるエネルギーがいっぱいです。
毎日、一人の時間を見つけて見ませんか?
心が元気になると、考えも明るくなります。
この時代だからこそ、心を強く明るくしていくことが大切だと思いますね。
上手く呼吸や瞑想が出来なくてもいいのです。
一人だけの時間をもつことが大事なのですよ。
ごちゃごちゃの頭の中が整理され、気がつくと、風や雨、月や星、太陽のあたたかさ木々や草花などの自然に癒やされている自分がいます。
周りに振り回されたりする事がない生き方をしたいですね。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

病気や不調は身体からのサイン
2020年10月号

あの猛暑から、季節は秋に衣替え。
さて、この季節、体調を崩す方が多いそうです。 私たち、まず、健康であることが一番ですよね。
元気な時は、健康のありがたさが分かりません。
病気や不調になって、健康のありがたさが身にしみますが、時、遅しですね。
ところで、すべての病気は心が原因で起こると言われたら、あなたは、この言葉を信じますか?

今までは、病気は身体の問題としてとらえられていました。
ですから、心が病気の原因と言われると、ほとんどの方達は信じることが出来ないと思います。
でも、この考えが今日では、だんだんと認められてきているそうです。
たとえば、ストレスが病気の引き金になっていることは、どなたでも知っています。

心がウキウキしているときは、身体も軽くて疲れ知らずですが、悩みや怒り、心配事などがあると、身体は重くてしんどいです。
身体が不調になったり、病気になったりした時は、身体があなたに対して、メッセージを送ってきているそうです。
そのメッセージは「 現在、あなたが感じていること、考えていること、言っていることしていることは、あなたのためになっていませんよ。」

あなたの不調や病気は、あなたが自分や他人、また人生を愛していないことを教える為のサインだそうです。
あなたは、自分を大切に愛していますか?
いつも、自分のことを後回しにしていませんか?
本当は嫌なのに、我慢して相手のいいなりになったり、相手の顔色ばかり見て、自分を痛めてきませんでしたか?
まずは、自分に愛情を注ぎましょう。
不調や病気は、自分に無理をさせてきたからです。
秋の夜長、美味しいおやつやお茶をいただきながら、まずはゆったりと心を休ませてあげましょう。
そして、自分の心に、よく頑張っているね。偉いよ。これからは心傷つける生き方しないからねと約束しましょう。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

自分の人生を見つめ直す
2020年9月号

コロナ、熱中症、台風....これでもか、これでもかと本当に息つぐ暇もありませんね。
ストレスで心を病む人が多いとか。
でも、私たちは命ある限り、この世界で、この国で、そして、この身体でいきていかねばなりません。
人は、病気で死ぬのではありません。
寿命で死ぬのです。
この世に生を受けたときから、すでに死に向かっているのです。

でも、若い時は、自分の死をほとんど考えることはありませんね。
自分が老いることも、病むことも、そして死を迎えることも、すべて、他人事なのです
いつまでも、この状態が続くと考えていますから、コロナで世の中がひっくり変えると今までの日常が、当たり前と思い込んでいたのが、根本から揺らいでしまったのでそのストレスは大きいとおもいますね。
飲んで食べて遊んでの世界が、大げさに言えば、目の前から消えてしまったのですから。生活も成り立たなくなり、嫌でも、生きる方向転換をしなくてはならなくなりました。

今までの仕事、生活にしがみつけば、しがみつくほど、苦しみが大きくなります。
悪い方に考えるのではなく、自分の人生を見つめ直すチャンス。
これしかないと思っていたのが、実は、それは、自分の思い込みで、他の選択肢もたくさんあった事に気がつきます。
今まで、つかんで離さなかった自分の価値観、人生観、思い込み、考え方などを一度しっかりと見つめ直してはいかがでしょうか。

あなたは、この人生になにを求めているのですか?
あなたは、何のために生まれてきたのですか?
人生の問いを、一度、自分の胸に問いただす時期ではないでしょうか。
ただ、世間の目を気にしたり、世間の評価で一喜一憂したり、人に振り回されたりあふれる情報に惑わされて、自分の考えではなく、みんなが、みんながで流されていませんか?
自分の人生なのです。
自分で人生をしっかりと歩いていきましょう。
まだまだ、残暑も厳しいですね。自分の身体のメンテナンスをするのも、自分の人生を大切にしていることになりますね。
今日の一日を、無駄にしないようにしましょう。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

ありがとうの世界に気づく
2020年8月号

この夏は、試練の夏ですね。
コロナ、猛暑....外出するときは、マスクとかいもの袋持参。
車の中にも、予備のマスクを置いています。
旅行も法事などで他県に行く事も、今年は我慢して自粛です。
とにかく、自分が今、できることをしていきたいと思います。
相手に対する思いやりが、今こそ、必要なのではと思いますよ。

さて、コロナで今までの生活が一変した人達は多いですが、今こそ、自分の今までの生き方、考え方を見つめ直す機会ではないかと。
今までの生活に戻りたいと思っても、流れは変わりません。
元には戻らない事を認め、受け入れることです。
たとえば、この仕事でないとダメだと、頑なに思い込んでいると、前に進むことは出来ません。
やり方を変えてみる。あるいは、別の仕事をすることで、新しい自分を見つけることが出来るかもしれません。
とにかく、固く固く、今までの生き方を取り戻すという考えは、優しく手放しましょう。身体が健康であれば、どんな仕事でも、出来ますし、生活費を稼ぐこともできます。

健康が一番ですよ。

だからこそ、今、自分の身体を大切に管理していきましょう。
食生活の見直しや運動。薬や病院任せではなく、自分の身体は自分がしっかりと守る。
今は、便利ですよ。
学ぶ気になれば、食生活に関する本も情報も、簡単に手に入る時代ですよ。
運動一つにしても、自分は、どの運動がいいのか、ドンドン試してみればいいのです。
私は、丹田呼吸、瞑想、気功などを学び、素晴らしい先生方との縁ができました。
ぐちゃぐちゃと毎日、泣き言や不安、愚痴で明け暮れしないこと。
コロナが怖いと思うなら、免疫力つけるには、どうしたらいいのか。

前向きに考えて行動すること。
生活が不安なら、別の生き方を真剣に考えてみる。
心が前向きになると、停滞していたものが動き始めます。
今日も、生きている。いや、生かされていると気がつきます。
贅沢でなくても、家族で食事出来ることが、幸せなんだと喜べます。
何でも、やる気になれば、出来るんだ。だって、生かされているんだもん。
ありがとうの世界に気づいてください。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

生かされている命を輝かせる
2020年7月号

コロナと大雨のダブルパンチの日本。
感染は、ドンドン広がるが、経済のことを考えると自粛は出来ない辛さ。
日本の中で、他県を警戒し恐れる。親子でも会えない辛さ。
身内の葬式も、他県ではお参りも出来ない。
今年の夏は、兄の初盆だが鹿児島なので、他県からのお参りは遠慮して、岡山で兄を偲んで初盆を家族達と迎えようと思う。いままで、当たり前の日常が根底からひっくり返されたのです。
あたりまえの日常生活が崩れ、どこに行くのもマスク、消毒。
でも、それでも、生きている私。いや、生かされている私。
自分の人生の終わりは死によって幕が下ろされる。
それが、どんな死に方であろうとも、その人の人生は終わりなのである。
だが、不安だ、怖いわ、辛いわと泣き言をいっているが、命は生きている。
死にたいと叫んでも、命が終わりを迎えていないと死ねない。
静かに、目を閉じて深呼吸して、そう....静かに...静かに深呼吸。

あなたの力で生きていると思っている?
違うよね。生かされていることに気ずいてほしい。

この命はかぎりがあることを。しかし、まだ、あなたが生かされているのなら、神仏が嘆くような生き方はやめよう。
ネットに人を誹謗する生き方より、温かい人間関係をつくろうよ。
当たり前とふんぞり返っている態度を改めて、ありがとうの言葉を口にしようよ。
このコロナは、大雨は、生き方をかえなさいという天からのメッセージだと私はうけとめている。
どんなに苦しい状況でも、生かされている命があるのは、あなたに出来ることがあるということ。
人任せにしない生き方を選ぼう。コロナをただ、ただ、恐れるより、今まで自分の身体をほったらかしにしてきたことを詫びよう。免疫力が下がる生活をしてきたことを身体に詫びて、自分の出来る健康になることをしよう。
そして、自分の人生を生き方を、静かに模索してみよう。
あなたしか、出来ない生き方が、周りの人達の心を温かくしていきますよ。
この時代、一番、ほしいのは、温かい愛なのです。
どうか、生かされている命を輝かせることができる生き方をお互いしましょう。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

新しい生き方を模索する
2020年6月号

コロナウイルスで世界中が揺れに揺れています。
子ども達は、やっと長い休みから学校生活がはじまりました。
でも、今まで考えたこともなかった自粛の生活。当たり前に過ごしていた日常生活。
180°ひっくり返りましたね。

経済も見通しのきかない中で生き残る為に四苦八苦です。
そして、コロナに感染しないかと不安と恐れの日々。
心の中に、偏見と差別、裁く心が渦巻き、ますます、私たちの心が荒れに荒れています。私たちは、このコロナウイルスが終息しても、今までの生活にはもどれないことを自覚すべきです。
新しい生き方を一人一人が見つけるときではないかと思います。
当たり前、当たり前と過ごしてきた日常生活が崩れて、何が見えましたか?
自粛生活で、ストレスがたまり、周りに八つ当たりしたり傷つけたり....
医療従事者の人たちや家族のかたたちを差別や偏見の目で見るエゴ丸出しの人たち。

おかしいと思いませんか?
あなたが感染したら、誰にお世話になるのですか?
ぎすぎすの心で荒々しく生きるのは、もう、止めましょう。
お金や地位などで、人は幸せにはなれません。
温かい言葉や眼差し、思いやりの心に触れてこそ、人は立ち上がり生きていく力が出るのです。
冷たい言葉、裁く言葉、傷つける言葉、どれだけ、周りの人たちを傷つけ苦しめたら満足するのでしょう。
いいえ、満足することはありません。
相手を傷つけていることは、自分を傷つけていますが、そのことに本人は気がつかないのです。

だから、心が穏やかな時は皆無です。常にイライラと恐れと不満の中で生きていく事になります。
笑うことが出来ない。感謝することが出来ない。
此の世の中には、笑うことも感謝することもできないレベルの人たちがいると教えられて納得しました。
笑うことは、神様から与えられたギフト。
そうですね。笑うと心も体も柔らかくなりますね。
自分の生き方を見直すチャンスをコロナウイルスは与えてくれたと思います。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

今こそ、笑顔と感謝と愛が必要
2020年5月号

皆様、いかがお過ごしですか?
今年は、本当に受難な年ですね。
本当なら、ゴールデンウィ-クは、子ども達は楽しい行楽などでウキウキのはずが、家に閉じ込められる日々です。
一日も早く、コロナウイルスが終息することを願うばかりです。
病気もつらいですが、経済が落ち込み、死活問題にさらされていることは、本当に辛く苦しいです。

今まで、当たり前と思っていた日常が、ひっくり返されたのです。

どこにでも行きたい所に行き、買い物をする。外食や旅行を楽しむ。
すべての自由がなくなりました。
自粛しましょうと言われても、出来ない人たち。
怖いからと医療従事者の方達を差別する。
すべて、エゴです。自分のことしか考えていません。
今の時代は、エゴ丸出し、本性丸出しになる時代です。

夜が明ければ、コロナウイルスのテレビを見て、暗く落ち込んで、騒ぐ子どもにいらつきストレスだらけでつくる食事は砂をかむように味気ない。
いつまで、我慢すればいいの!
他県ナンバの車をみれば、コロナをうつされると怯える。
消毒とマスク.....私たちの心に今、あるのは怯え、猜疑心、エゴ、心配、不安、悲しさ、怒り、憎しみ、そして、人を裁く心です。
この、ネガティブな心こそ、ますます、コロナウイルスが暴れるのに最高なのです。

なぜなら、免疫力は心にも大いに関係あるといわれています。
常に暗いネガティブな心でいると、免疫力はドンドン下がるのです。
反対に、笑ったり感謝したりしている前向きな人は、免疫力が高いのです。
こんな時に、笑えるか、感謝できるかといわれそうですが、こんな時こそ、周りに出来ることをしてほしいです。
優しい微笑み、温かい眼差しで子どもをつつんであげてください。
今日も、食事できたことを感謝しましょう。
過酷な現場で働いて下さっている方達に手を合わせましょう。
その愛の波動が広がるほど、コロナウイルスは終息していきます。
あなたの免疫力を高めてくれるのは笑顔と感謝、愛なのです。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

自分だけという狭い世界から抜け出すこと
2020年4月号

慈恩の桜は5分咲きくらいですが、今年は特に、桜が愛おしくおもえます。

世界中がコロナウイルスで大変です。
経済も落ち込み、死活問題で頭を抱えている人たちは、たくさんですが、何よりも 命を落とされていく方達のことを思いますと、一人一人がしっかりと自分にできることをすることが大切ですね。

しかし、悲しいことに自粛と言われても、どこ吹く風で海外に出かけたり、遊びに出かけたりしている人たちがいます。
そのことで、感染して多くの方達に迷惑や命を奪ってしまう結果を招いてしまいます。 脳天気というか、善悪の判断力が乏しいのか、ただ、自分の欲望、楽しみを優先している 生き方です。
私たちは、ただ、コロナウイルスが怖いと恐れ、忌み嫌っていますが、今、ここで気が つかねばならないことがありますよ。
それは、どんな生き方をするか、どんな人間になりたいのか。
やれ、トイレットペーパーがなくなる、マスクがなくなる、米がなくなる、そのデマを信じて、買いあさる、そのことで、本当に困る人たちの事は考えていない。

おのれの事だけ。
おのれの家族だけ。
分け与える心はどこもない。

それどころか、もっともっと買わないと不安。満足することはない。足るをしるということがない生きかたです。もっと、もっと、まだ足りないの世界に生きているので満足することはありません。

このような人たちは、どんなに相手が困っていても、分け与えることはしません。
他人の痛み、苦しみは関係ないのです。
だだ、ただ、自分だけが大事で可愛いのです。
でも、私たちは一人で生きていく事はできないのですよ。
買い占めたマスクやトイレットペーパー、食料品、あなたがひとりで作りましたか? そのことに気が付かないと。たくさんの方達の力のおかげで今日のこの命がつながっているのです。

そして、今、世界中でコロナウイルスの治療の為に頑張ってくれている医療の方達に、まずは心より感謝の手を合わせましょう。

自分だけの狭いエゴの世界から、抜け出さない限り、このコロナウイルスは体を蝕むだけではなく、私たちの心まで蝕んでいきますよ。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

暁の祈り
2020年3月号

兄と梅の花

大多羅の家の横は、梅の花が日々、満開になっています。
兄が、最後に岡山に来てくれたとき、この梅の花が満開でした。
私は、何となく、兄は岡山に来れるのは、これが最後という思いを感じていました。
昨年11月、兄は他界しました。
今年、梅の花がほころび、一日、一日、花の数が増えるたび、胸に突き刺す悲しみで、ついに、誰もいないとき花を見ながら嗚咽をかみしめていました。
ふっと、兄が側にいるような、温かさを感じて梅の花を再度、見ると、鶯が2羽、あちらの枝、こちらの枝と止まっているのです。
その、鶯色の美しさと白梅の美しさは、画家なら筆をとるのではと思うほどでした。
心に静かにひびいてくる言葉がありました。生前、もう命の灯が消えかかる兄にあることを誓ったことがあります。
静かに響いてくることは、兄が、「しなくてはならないことがあるのだから、それを果たしておいで。心配しなくても、みんなで応援しているからね。」 もう、若くないけど、命はある。いえ、与えてもらっている。 今日の命を無駄にしない生き方をしないと、この命、限りがあるから。
一人、玄関の所にすわって、梅の花の中に兄を見つけて、おしゃべり。
さあ、しなくてはならないことに、人生の舵をきり、がんばります。
兄ちゃん、ありがとうね。
爺と野菜作り 畑、借りました。
伍賀爺様の息子さんが貸し農地を始めたので。
今日、たくさんの金柑を大きく枝ごと切ったのを持ってきてくれて、早速、これまた 伍賀爺様の所にあった壺をもらっていたのに飾りました。二人で、やれ、これが正面だといいながら。
そして、昨日、伍賀爺様の畑でもらった、カブラはいそいそとお漬け物に。
さあ、畑を借りたのだから、うちの爺様、しっかり、畑仕事してもらいますかな。
爺様、今度の休み、苗を買いに行こうと言う。
その前に、野菜作りの本買わねば。
まあ、伍賀爺がいるから教えてもらえる。
爺様の夢はふくらむようで、もう一区画、借れないと足りないとぬかします。鍬すら持ったこともない、草一本、ぬいたことのない方がなにを血迷っているか。
でも、婆さんも嬉しい。
土いじりはストレス発散になるし、自分が育てた野菜は、さぞかし、美味しいだろうね。楽しみを見つけましたよ。
あなたも楽しみがみつかりますように。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

どんなことにも学ぶことがある
2020年2月号

コロナウイルスで世の中、大変です。

病気だけではなく、経済も大打撃をうけています。特に、外国のお客様をあてにしていた観光地は、死活問題です。
誰も彼もが、びくびくしておびえています。
そして、中国の方たちを無意識ながら、移るからと距離を置いたり差別意識をもったりしています。

自分だけは感染したくない。
自分の家族だけは感染したくない。

このエゴの思いは、感染して苦しんでいる方達の辛い思いに心をはせることなく、ただ、 自分だけはの思いしかない。 誰も彼もが、恐れとおびえの中で日々を過ごしている。
なにもできない私たちだからこそ、マスク買い占めは止めましょうと言いたいですね。

山ほど買い占めて、自分たちだけは安心。
他の人たちがマスクがなくて、不安で困っても関係ない。

その貧しい心根が、今の世の中だと思うと悲しいですよね。

マスク...なければ作ればいいですよ。
ガーゼの布で可愛いのができますよ。何度でも洗えますしね。だから、我が家は買い占めはしません。
それよりも、しなくてはならないことは、免疫力を上げることですね。体力つけて、免疫力を上げておけば大丈夫と聞きましたよ。
免疫力を上げる食材などは、発酵食品など色々とありますが、魚もお肉も卵も野菜もバランスよくいただくことです。 そして、なんと、免疫力は笑うことで上がるそうですよ。
笑わないと損。
気むずかしい顔して、びくびくして神経ぴりぴりしていれば、そりゃ 病気にならない方がおかしいですよね。
一日も早く、コロナウイルスが終息するためには、各自の手洗いやうがいはもちろんですが、日々の食生活の見直し、運動不足などの健康になるためのいい機会ととらえて やたらにおびえたり、忌み嫌ったりしないで、免疫力を上げていく生活を模索していくことだと思いますね。そして、大切なことは、今、現在、感染して苦しんでおられる方達の回復を心から お祈りすることです。
愛のある祈りは、必ず、とどくのです。
この、コロナウイルスは、私たちに、いろいろなことを教えてくれていますよ。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

2020年、幸せな年になるかはあなた次第
2020年1月号

新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新しい年を迎えると言う事は、私も新しく生まれ変わるという事です。
去年の私ではない新しい私、成長した私にならないと、生きている意味がないのですよ。
ただ、歳を重ねただけで人生を終えるのでは、生きる屍です。
今、長息と瞑想が世界で急増しています。
こころを静めて、深く息を吐く、長く吐く....この繰り返しの中で瞑想していく。
緊張から緩和していく。 荒れている私の心身が穏やかに静まっていく。自律神経が交感神経から副交感神経にうつっていきます。 現代人は、常に緊張しています。歯を食いしばり肩に力が入っている状態ですね。
だから、心身の健康を損なう人が多いのです。
ストレスこそが病気の原因といわれていますが、そのストレス解消が、物を求めることや娯楽などの遊び、そして、たちの悪いストレス解消が人をいじめたり、傷つけたりする事です。
ネットなどで、ねちねちと書き込んでいるのも、実は本人は気づいていませんが、ストレス解消をしているのです。 しかし、悲しいことに、このストレス解消のやり方は、ますます、ストレスがたまります。 なぜなら、ストレスの原因から目をそらしているからです。
たとえば、職場の人間関係が辛いと思うなら、なぜ辛いのか、どうすればよいのか、
もし、耐えきれないのなら、その職場から離れる勇気を持つこと。
しかし、大抵はぐちぐちと陰口、悪口で憂さ晴らししたり酒や娯楽で気をまぎらすのです。
だから、なにひとつ解決しないまま、ずるずると日々をおくっているのです。
新年を迎えて、新しい私に生まれ変わる生き方を模索していくことが、成長していくということです。

その方法の1つが、深く息を吐き出す呼吸法と瞑想で自分を見つめ直すことが出来ます。悩みや苦しみ、悲しみは、あなたを成長させる天からのギフトですよ。
自分の不幸は相手のせいではないのです。
あなたの考え方、生き方が不幸な人生になっているのです。
さあ、2020年が、幸せな年になるかは、あなた次第です。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

病から、どんな生き方を選ぶのか
2019年12月号

秋の季節を楽しむこともなく、慌ただしい日々の暮らしの中で、もう年末ですね。
しばらく、心のごちそうをお休みしていました。
また、今月から発行してまいりますので、よろしくお願いします。

さて、私たちは、この人生になにを求めているのでしょうか?
何が、手に入れば満足するのでしょうか?
お金ですか?健康ですか?それぞれ、ほしいものは違うでしょうね。
でも、たとえ、あなたがほしいものを手にいれても、その喜びは永遠に続きません。
そう、人間の欲望はきりがないのですよ。
すぐに、次の欲望に目も心も奪われ、それを叶えるために人は苦悩を道連れにするのです。

現代は、ありとあらゆる健康法がちまたにあふれ、高価な健康食品に救いを求めたりして、人々は右往左往しています。それほどまでして、健康を求めるのは何のためですか?
たとえば、肉体の苦痛がとれた。病気がおかげさまで完治した。
嬉しいですよね。ありがたいですよね。でも、そこで終わりにするのではなく、そこから、元気にさせてもらえたことを感謝してでは、この元気な体で、何をしようかなあと考えることが大切であり、このことが、病を得て学ぶことになりますね。
今までのような生き方ではなく、この体をつかって、縁あるひとたちを喜ばそう。なにも出来ないのであれば、せめて、愚痴や悪口、不機嫌な顔は止めて、笑顔や感謝の言葉を口にしようと健康な体をつかうことにしてみませんか?
ただ、健康になりたいだけで終わる人生では、あまりにも空しい人生ではないですか。あるいは、お金だけに人生の価値観をおいて、それだけを追い求めて終わる人生や人との 競い合い、見栄の張り合いで終わる人生など、自分の命の使い方を間違っている人が多い世の中ですね。だから、人との温かいつながりや思いやり、優しさなど、まるで価値がないばかりに気付こうともしません。
でも、あなたが、この人生で挫折し苦しみと悲しみを味わうとき、この、今まで、うち捨ててきた温かい人の心を追い求めることになります。しかし、あなたが与えてこなかったなら、それらを求めても与えてもらえないのですよ。
これが、世の中の法則です。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

親としての生き方を学んでいく
2019年9月号

この夏は異常気象でしたね。
その中で、子ども達は新学期をむかえました。
朝の見守りでは、お疲れ気味の子ども達がたくさん。
体にも心にも、この時期、あたたかい親たちの愛情というお薬が必要ですね。
愛情いっぱいの手作りの食事は、心身にエネルギーをそそいでくれます。
そして、笑顔でつつんであげてほしいですね。
ストレスや疲れなどでガチガチのこどもたちの心と体をほぐしてあげましょう。

私は、良く、孫達のからだをほぐしてあげます。
うつぶせにさせて、背中、特に肩胛骨あたりの付け根。
天使の羽の付け根といわれているところを優しく優しくもみほぐします。
そして、全身をなぜたり、さすったりします。
最後に師から教わった、足の裏のツボをおさえてあげます。
そのまま、孫は寝てしまうこともたびたびです。
子どもの寝顔は、本当に天使ですね。
子ども達の未来が幸せな世界であることを願うばかりです。

子どもの虐待ほど辛い事件はありません。
母性愛はない世の中なのでしょうか。
こどものためなら、どんな苦労も耐える。子どものためなら命すら惜しくない。
そんな母親は、今の母親にはないのでしょうか。
子どもが邪魔。わずらわしい。母としていきることを放棄した人が多いです。
自分のいいなりになる子どもを望んでいませんか?
問題のあるこどもは拒絶反応していませんか?
こどものことでストレスや悩みは持ちたくない。
だから、子どもの事より、自分第一なのですよ。
手作りの食事は面倒くさい。インスタントでもお総菜でも子どもが食べるからいいやと
母としての仕事を手放す。
その結果、家族の健康を損なっても気がつかないのです。
楽に楽に、子育てしたいようにみえますね。
親として、こどもになにを伝え、教えていくのか、それがないのです。
これは、お母さん、お父さんだけの問題ではないのです。
高齢者の私たちも、生きる姿勢をただすべきですね。
若い人の手本となる生き方を模索しましょう。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

いたずらに年を重ねてはいけない
2019年8月号

毎日、猛暑です。わたしたちが子どもの頃の夏の暑さとは大違いです。
今の子ども達がかわいそうでなりません。
世の中が狂っていると思いますよ。気象も人の心も。
なぜ、こんなに人の心が荒れ貧しくなったのか。
自分さえ良ければいいという考え。感謝の心はなく、当たり前しか考えていない。
相手が自分の思い通りにしてくれたら機嫌がよく、思い通りならないと暴れまくる子どものような大人が増えている。
高齢者も、人生でなにを学んできたのかと思うような、愚痴と悪口と欲深さしかない人が多い。
こんな、大人に育てられる子ども達が、どんな大人になるか想像するだけで空恐ろしい。
私も、いたずらに年を重ねていることに恥じ入ることがある。

頭白きにて敬うに当たらず
齢いかに高くも空しく老いたるのみ
[法句経]

お釈迦様は、いたずらに年を重ねるだけではいけない。
敬うにあたいする生き方をしなさいとおっしゃっているのです。
耳の痛いことばですよ。
若い人たちのお手本になるような生き方をしているのだろうか。
もし、あなたが敬うにあたいする生き方をしたいと思うなら、愚痴や悪口ばかりの口をたしなめましょう。
そして、一言でも多く、感謝の気持ちを口にしましょう。
世話をするのは当たり前なんて考えないで、ありがとうと感謝しましょう。
そこに、お互いあたたかい空気が流れます。
私も仕事柄、お客様から、お茶をお出ししても、ありがとうと言われる方と、何が気にいらないのかと思うほど、不機嫌な顔の方がおられます。
この世界が、ありがとうの言葉や笑顔があふれたなら、どんなに私たちは生きやすい事でしょうか。
いたずらに年を重ねるのではなく、若い人たちの道しるべとなるような生き方をしていくことをお釈迦様はおっしゃっていることを肝に銘じて、自分を静かに省みる時間をもちたいものです。
どうぞ、この猛暑です。お体お大切に。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢
                       慈恩精舎   086-278-1555

自分の体と心の健康は自分で守る
2019年7月号

異常気象が続いてます。
鹿児島の大雨はハラハラしました。
身内が住んでいると心配ですね。ましてや病気であると避難するのも簡単ではありません。兄が病気なので義姉は避難するのが大変だったようです。

一人暮らしの高齢者の方は、さぞかし心細い思いをされたことでしょう。
常日頃から、ご近所の方が一人暮らしなのか、高齢者だけなのか知っていることも 大切だなあと思います。そしていざという時お手伝いできたらと思いますね。

さて、私たちは誰でも健康でありたいし、病気になりたくありません。
どこの病院も患者であふれています。
高齢者になるほど、健康、健康、健康・・・
高いサプリメントやあらゆる健康法に正直ふりまわされていませんか? 私も、本当にあれこれと飛びつきましたよ。
高価なサプリメントを飲んだり。。。。しかし、今は飲んでません。
丹田呼吸と気功。こまめに体を動かす。冷やさない。
食事は、お野菜もお魚も、お肉もバランスよく感謝していただきます。

そして、健康に必要な事は、心の健康。明るく、明るく、深刻に考えない。

体にいちばん効く薬は笑い。健康に一番悪いのは不安、心配、憎しみ、腹立ちなど。
大切な自分の体です。

体の細胞が柔らかく元気になる言葉をかけてあげましょう。

今日も一日ご苦労様 ゴメン  運動不足でガチガチになっている。
あれ、また間食して胃さん残業させてしまいゴメン。
今日はむかついたぜ。。。心が荒れる。荒れる。
そんな時は受け入れなさい。荒れている心を。
わかるわ~その気持ち。受け止めたら心から手放す事。

私たちは手放す事ができないから何年たっても、鮮明に覚えており 機会があることに思い出しては不愉快になるのです。
ここで気が付きなさい。実は思い出す度にあなたがあなたを苦しめていることを しっかりと自覚するのです。
さあ!自分の体と心の健康は自分で守る。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢

あなたのうしろ姿が人生の手本
2019年6月号

六月は、梅雨の季節で体調を崩される方が多いとか。
温度差の激しいことは、体がついて行きませんね。
さて、この頃、子ども達の安全が脅かされています。

胸の痛い事件ばかりが続き、私たちの子ども時代では、考えられない子ども受難時代です。安心して、 通学出来ないなんて・・・・それだけではなく、家庭での親からの虐待。
学校では、いじめ。そして、大人の引きこもり。

今の子ども達は、病んでいる子が多いとか。つまり、体の不調を訴えるこどもが多いそうです。 その病んでいるこどもたちが、将来、この国をつくっていくことを考えると、不安になりますし、 そんな子ども達を育てている私たち大人が、今、目を覚ますときではないでしょうか?

精神的に自立出来ない子どものような大人や、何か、気に入らないと暴れたり、誹謗中傷することで、憂さ晴らしをしたり、常識やマナーの悪さは、正直、うんざりすることが度々あります。
頭に知識を詰め込むことばかりで、精神面はほったらかし状態。
心とか精神とか言うと、すぐに、宗教を進めているとか、仏教のことをなにひとつ、学んでもいないくせに、小馬鹿にする人がいます。
私たちは、人として成長して生きて行くには、知識だけではダメなのですよ。
虐待もいじめも、引きこもりも、さまざまな犯罪を引き起こすのも、すべて、心の貧しさ から始まっています。

自分の心の良心は、育てないと!
常識やマナーも、お互いが気持ちよく暮らすためにあるのです。ゴメンなさいね、ありがとうの言葉は人と人とをあたたかく結んでくれるのです。
何のために生まれてきたのか。
人は死んだら終わりなのか。

人生の問いを持っていない人が多い。だから、浮き草のように自分という根がなく、周りに振り回され、踊らされている。

「智恵がなく、心の乱れた人が百年生きるよりも、智恵があり、心の乱れていない人が、一日生きる方がすぐれている。」 ダンマパダ

この言葉をかみしめながら、自分自身の生き方が、良き手本となれるように残りの人生を精進していきたいです。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢

あなたを元気にするのは、あなたしかいません
2019年5月号

平成が幕を下ろし、令和の時代の幕開けです。
しかし、相変わらず、私たちは生きていくために、心身をすりへらしています。 ゆとりのない日々の暮らしは、いつの間にか、心身を痛め続けていますが、それすら気がつかないほど、麻痺しています。
どんな病気も、心が関係しているといわれています
確かに、毎日、生き生きと楽しく笑っている人が、病に冒されることはないですね。反対に、ストレスだらけで、生きる喜びもなく、愚痴と怒りの毎日では、体も病みますね。もし、あなたが、この頃、腹の底から笑っていないと気がついたら、自分自身をいたわる時です。
心かガチガチになり、土て言えば、表面がひび割れている状態ですよ。
何もかもが、嫌になり、すべて見るもの、さわるものが腹立たしいし、仕事に対してもただ動いているだけ
いそがしいのは、心の中に次々とわき上がる煩悩との戦い。
怒り、憎しみ、嫉妬、不安、心配・・・・・どれひとつとして、心がウキウキするものはないですね。しかも、過ぎ去った事まで、絶えず、繰り返し、繰り返し、思い出しては腹を立てていませんか?
この腹を立てるという事。よく、腹が立つと言いますね。これは、怒りに燃えているとき、お腹の腹直筋が緊張で硬くなっているので、文字通り、腹が立っているのだと教えられました。
なるほどと納得。
こんな状態では、腹の底から笑うことも、おいしいねと食事も出来ませんね。
私たちは、こんな人生を望んでいるのでしょうか?
憎しみと怒りだけの人たちに囲まれて生きていく人生をあなたは変えようと思わないのですか?
甘い顔したら、優しくしたら、いいように利用されるからと、いつも、いつも、ぴりぴりと神経張り詰めていませんか?
確かに、甘えられる、利用できると思われると、ずかずかと入り込んでくる人がいます下手すると、その人に振り回されますね。
もう、周りの人からの影響をうけるのは止めましょう。
あなたを優しくいたわり元気づけてくれるのは、あなたしかいないのですよ。
さあ、お天気は不順ですが、一人で大好きなお菓子でお茶タイムしてくださいな。
ゆっくり、ゆっくり、深呼吸して、一人の時間を持ちましょうね。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢

さあ、歳だと言わずに、新しいことに挑戦
2019年4月号

新しい元号が決まり、平成の時代は静かに幕を下ろすことになりました。
「令和」.....なにはともあれ、みんなが幸せになれる時代がくることを願います。
今、鬱病と認知症が増加しており、認知症は、2025年には約700万以上まで、増加すると予想されています。日本は、長寿の国と言われていますが、その長寿は健康寿命ではなく、誰かの支援や介護を受けないと生きていけないのです。
平均寿命が伸びても、自分の力で生きていくことが出来ないのです。
その期間は、約10年と言われています。
しかも、施設や人手が大幅に不足しており、財政の余裕もない有様で、家では介護が無理と分かっていても、在宅復帰を進めています。そのために、老老介護で疲れ果てて、悲しい末路をむかえています。
今の高齢者は、孤立しやすいですね。
あまり、近所とのおつきあいもなく、友人もいない生活は、認知症になりやすいと言われています。今、足腰が立っているときこそ、しっかりと残りの人生設計をたててはいかがでしょうか?若い時にできなかった事があるはずです。
英会話でも、ピアノでも、習ってみたかったなあと思うのであれば、実行するのです。すると、自分の世界に、新しい風が吹いてきます。新しい知人や友達ができます。
私は、よく、フットワークが軽いといわれます。
確かに、この人のお話を聞きたい、学びたいと思うと、すぐに行動に移します。
今、月に一度、和歌山に勉強に出かけているのも、M先生から学びたいと思ったからです。おかげさまで、自分の世界が広がり素敵な人たちに出会い、とても、いい刺激になります。とくに、おすすめは、心を学ぶことが出来る講座や座禅、瞑想、気功などが奥が深く、 学ぶほど、自分の人生に、一本の柱が立っていく力強さがあります。
春ですよ。新しいピカピカの一年生のように、私もあなたも新しいことに挑戦しましょうね。人生は短いですよ。その短い人生を生き生きさせるのも、やれ、年だからと何もせず、ただ、時の流れに身を任せて、終着駅に行くのも、あなた次第。
さあ、楽しく生きる暮らしを自分で作りましょう。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢

あなたの本心に聞く
2019年3月号

3月、何となく心がウキウキしますね。
さて、あなたは自分の人生に満足していますか?
一度、自分の本心を訪ねてみませんか?
本当は、私はこんな事がしたかった。
けれども、出来なかった。こんな、思いが見つかると思います。
お金や家族の問題、いろいろな理由をつけて、あきらめていたことを今こそ、する時期だと思います。
あなたが、本当にやりたいことがあるのなら、あきらめる理由は必要ありません。
グズグズとあきらめてきたのは、本当にやりたいことではなかったのです。
人は、本当にやりたいことが見つかり、心から、やろうと決意して一歩踏み出すとその流れに入っていけます。
私は、今、気功と瞑想などを和歌山で学んでいます。
とくに、丹田呼吸のおかげで体は元気です。
体調崩しても回復が早く、疲れが残ることがほとんどありません。
又、瞑想で、自分の心を見つめていくことで、いろいろな人生の問題の解決の道が自ずと見えてきます。
自分が学びたいと思ったら、すぐに行動に移すことです。
やれ、暇がないとか、お金がないとか、家を空けられないとか.....
出来ない理由を探していると、気がつけば人生の終着駅についてしまいますよ。
まだ先で、いつかと考えていると、その機会は絶対に訪れてきません。
勇気をだして、扉を開けてみませんか? 大きな事でなくていいのです。
たとえば、自分に正直になることから始めるのです。
どこに行きたいのか、なにを食べたいのか、どんな服を着たいのか。
周りの目や批判を恐れていたり、本当はいやなのに相手を怒らすのが怖くて、いいなりになった、ご機嫌を伺う。
心がねじれていきますよ。だって、相手に合わしているけれど、本心は嫌。それが積もり積もると、精神がおかしくなります。
あなたの人生です。やりたい放題しろと言っているのではありません。
もっと、自分の本当の心の声を無視したり、無理矢理、本心をねじ込んで押さえるなといっているのです。
さあ、春ですよ。あなたの心に耳を傾けてあげてくださいね。   合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢

                                                                        

許す、許さない世界に住まない
2019年2月号

今朝、岡山では初雪でした。 雪国生まれの私は、雪のない岡山は正直、つまらないと思う位、 あの真っ白な雪景色が大好きです。
もちろん、雪国で生活する苦労も知っていますが、白い雪が自分の心を浄化してくれそうで、ささくれた日常生活から、ひととき、しっとりと穏やかに、そして、心の奥底にある許せない苦々しい思いまでが許せるような気持ちになるのです。
この許せる。あるいは許してあげる。絶対に許さない。
この心が私たちを苦しめていますね。
自分にされた数々の不快なことを、いつまでも心の中に置いていますね。
そして、絶対に許さないと思うほど、心も実は体も固くガチガチになっています。
あるいは、相手のしたことに、私はあなたより人として上だから、許してあげる。
一見、いい人のように見えますが、そこには、相手を見下している傲慢な思いが隠れています。
許す、許さない。この世界にいる限り、私の心が穏やかになることはありませんね。
いつまでも、こころの中に許さない相手を住ませないことです。
その人のことを思い出す度に、不快な出来事を思い出す度に、あなたは幸せな気分になりますか?
何年たっても、まるで、昨日の出来事のように苦々しく思い出しては、相手を憎む。
当たり前と思っていますが、今日という日は、二度とないのですよ。
その一日を過去を振り返り、振り返りして腹を立て、憎しみに心を暗くして、気が付けば人を憎む、許せないだけの人生で終わってしまいます。
さらり、さらりと流してしまいましょう。
許す、許さないではなく、自分を大切にしましょう。
いつまでも、そのことにとらわれている自分を解き放すことです。
相手のしたことは、そのときだけなのに、それを何回も何回も、自分が自分を痛めていることに気がついてほしいのです。
外は、美しい銀世界になっています。
どうでもいいじゃん。そんなことに目くじら立てて心をとがらすことより、私が知らないだけで、私のことを許さないと思っている人もいると考えると、お互い様ね。
ゴメンね。
さあ、温かいお茶頂いて、心も体も温めましょう。合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢

                                                                        

心の奥底にある温かい愛情に気付く
2019年1月号

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆様は今年はどんな年にしたいですか? それぞれ夢や目標があると思います。
私もやりたい事はありますが、もう一つ自分を磨きたいという願いがあります。
エゴとりです。
仏教で言えば煩悩です。朝、目を覚ました瞬間から心の中に何を思っているのか。
何を考え、何を患い、まだ何も起きていない暗い腹立だしい事ばかりを想像しているのか・・・。
考えることは、不安、恐れ、心配、腹立だしさ、憎しみ・・・。
こんな心ではいきいきと明るく楽しく生きれるわけがない。
家庭でも、学校でも、職場でも、ストレス、ストレス。
口にするのは陰口、悪口、批判。
なめられてはいけない。馬鹿にされてはいけない。隙を見せてはいけない。甘い顔してはいけない。信用してはいけない。
家族だ兄弟だと言っても、お金が絡むと他人以上に冷たい関係になり、お互いの伴侶が一層関係をこじらせてくる。肩に力が入り、心は冷たくがちがちになり体も不調になる。

こんな人生を送るために私たちは生まれてきたのでしょうか?

私たちの心の奥には、生まれてきたときに携えてきた愛情、思いやり、優しさ、笑顔、誠実などがあるのに、いつの間にかこの世を生きて行くには、これらは人生をダメにしてしまうと言わんばかりに心の奥底に閉じ込めています。
でも、あなたは辛いときや悲しいとき、寂しいとき人の温かい心を求めているでしょう?
お医者さんに行くときでも、腕より優しいお医者さんを求めていますよね?
どんなに名医と言われても傲慢で冷たいと二度と行きませんね。
不思議ですよね。優しさや愛情を求めるのに、自分は堅くて冷たい殻を破られてたまるかと身構えてるのですから。
今年は一つずつ、自分の心の殻を破り、心の奥底に閉じ込めていた温かい愛情を周りに注いでいけるように精進してまいります。合掌
                       浄土真宗本願寺派 布教使 藤岡貞賢

                                                                        

心の大掃除をして、新しい自分になる
2018年12月号

この頃は 本当に温度差が激しいので、体調管理はしっかりとしていきたいですね。
さて、今、ホームページを新しくするので、その準備などに追われています。どんなものでも、古くなり、エネルギーがなくなり、やがて、壊れてしまいます。人間も同じ。よく、お年寄りに古臭いと憎まれ口をたたくことがありますが、確かに考えや価値観はどんどん、変わって行きます。
古臭い考え方は、新しいものをただ、闇雲に拒否していることが多いですね。いつまでも、いつまでも、男は仕事、女は家で家事と子育て・・・今、そんな考えは通用しません。
私に言わせれば、家事と子育てだけで生きていけるのなら、最高ね。
そう、働かねば生活出来ない時代です。
古臭い考えは、前に進むことが出来なくなります。
いつまでも、同じ所で足踏みしている状態ですね。
だから、生きるエネルギーが枯れていくのです。
高齢の方でも、元気はつらつしている方は、考えも前向き、そして、生きるエネルギーがあふれているのです。
反対に、若くても、常に不調で口を開けば、愚痴、不平不満ばかりの人は、生きるエネルギーが枯れています。

あなたが、自分のエネルギーは、どんなエネルギーだろうと思うのでしたら、まず、毎日の生活が楽しいですか?
仕事にしろ、家事にしろ、本気でとりくんでいますか? 笑顔がありますか? 感謝がありますか? 心の大切さにめざめていますか?
これらがあてはまるのでしたら、あなたの生きるエネルギーは素晴らしく力強いですね。愚痴や不満、怒り、憎しみ、言葉も態度も荒々しく、常に嫉妬と憎しみでしか相手をみることが出来ず、もらうことばかりの依存心で当たり前という考え。相手ばかりを批判。
これでは生きるエネルギーは、暗くどろどろとしており、争い事、もめ事、心配事をひきよせてしまいます。心の中にある過去の済んだことに対する恨みや憎しみ、悲しみ・・こんな古いものに、いつまでも、とりつかれていてはいけません。
さあ、12月、家の大掃除も大切ですが、心の大掃除をして、新しい自分になりましょう。
                                              合掌

                                                                        

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